第102回野村狂言座
【第102回野村狂言座】
宝生能楽堂にて。
【解説】石田幸雄
小舞【貝尽し】岡聡史【八島 後】飯田豪、地謡;中村修一・深田博治・内藤連・福田成生
【粟田口】大名;野村万作、太郎冠者;高野和憲、すっぱ;野村萬斎、後見;岡聡史
【吹取】男;内藤連、何某;深田博治、女;中村修一、後見;飯田豪
素囃子【盤渉楽】笛;竹市学、小鼓;田邊恭資、大鼓;亀井洋佑、太鼓;林雄一郎
【越後聟】聟;野村裕基、舅;石田幸雄、太郎冠者;月崎晴夫、勾当;野村太一郎、地謡;野村萬斎・高野和憲・内藤連・岡聡史・飯田豪、後見;深田博治・中村修一
粟田口は久々だったんですけど、たぶん萬斎さんのすっぱで見るのは初めてで、「こんなにアグレッシブだったっけ!?」ってびっくりしたwめっちゃ跳ぶやん!!たっか!!狂言では人が刀剣と騙るわけだけど、とうらぶは刀剣の付喪神の擬人化なので、人の姿をした刀剣というのは設定としては同じ…?w
吹取は逆に萬斎さんでしか見たことがなかったので、深田さんのお笛に連くんの男が新鮮だった。ルッキズムの観点ではあまり語りたくないのだけど、この曲の配役としては萬斎さんの何某、深田さんの男が絶妙なんだなあと今日実感しました。今日の乙ちゃんもかわいかったよね~。
私的鉄板の越後聟は、もちろん獅子は萬斎さんで、お笛は六郎兵衛さん、太鼓は元伯さんで。今日は獅子が裕基くん、お笛は竹市さん、太鼓は林さんと、それぞれお弟子さん世代によるパフォーマンスなわけで、一気に世代交代だなあと。寂しさと誇らしさがある。